国際結婚|配偶者ビザ申請前に知っておきたい不許可リスク

― その結婚、入管審査でどう見える?

配偶者ビザ申請で書類以外に重要なこと

配偶者ビザを申請する際、重要なのは書類の準備だけではありません。

この記事では、真正な恋愛感情にもとづき国際結婚をされるおふたりが申請にあたり知っておくべき不許可リスクの高い国際結婚がどう第三者から見られるか、通常恋愛過程との違いを踏まえたリスクの考え方を解説します。

書類だけでは伝わらない婚姻の実体

真摯に真実の恋愛をはぐくんできた、おふたりであっても申請書類の作成や準備する書類によっては第三者、入管の審査官からはおふたりの関係の実体がうまく伝わらない場合があります。

短期間での結婚や年の差婚、SNSやマッチングアプリでの出会い、過去の離婚歴──こうしたケースは、第三者、つまり審査官から見ると「本当に長く続く結婚なのか」と疑われやすいところです。

真実の結婚なのに入管に疑われないために大切なこと

しかし、真実の恋愛であれば心配はいりません。

配偶者ビザの申請で大切なのは、真摯な恋愛感情からの結婚であることを、書類や理由書でしっかり伝えること。

そのためには、交際の経緯や関係の深まり、ふたりの思い出の積み重ねを丁寧に示せば、審査官も理解しやすくなります。

実際、当事務所に依頼があった、このようなリスクがあるカップルで、配偶者ビザを無事取得した例は少なくありません。

おふたりの結婚も、正しい伝え方を理解して準備をすれば、きっと伝わります。

もし「自分たちの結婚はどう見えるだろう?」と少しでも不安があるなら、当事務所で直接ご相談ください。経験豊富な専門家が、書類の整え方や理由書の書き方まで丁寧にサポートします。

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配偶者ビザ審査で不許可リスクが高い婚姻の特徴とは
― 真実の結婚でも疑われやすいケース

電撃結婚・短期間での結婚

一般的な恋愛結婚では、交際を重ねる中でお互いの性格や生活習慣を理解し、家族や友人との関係もつくっていき、数か月から数年をかけて結婚に至ることが多いものです。
この「時間をかけた関係の積み重ね」は、配偶者ビザの審査において結婚の安定性を判断する重要な要素になります。

出会ってから短期間で結婚に至る場合、第三者である入管の審査官からは、恋愛感情や生活の積み重ねが十分でないのではないか、と受け取られることがあります。
本当に短い期間で、相手の性格や価値観、好き嫌い、大切にしていることまで理解できているのか。結婚後に「思っていたのと違った」と感じることはないのだろうか、その結果婚姻が破綻する可能性があるのでは――こうした点が慎重に見られます。

配偶者ビザは、「結婚生活が継続すること」を前提に認められる在留資格です。
そのため、結婚後すぐに離婚となった場合、外国人配偶者は配偶者ビザのまま日本で生活を続けることができず、他の在留資格への変更さえも認められないケースもあります。日本で暮らすことが出来ないという事です。

こうした事情から、短期間婚・電撃婚は申請段階で特に慎重な審査が行われる傾向があります。

また、偽装結婚の事案では、短期間で結婚を成立させ、早期に金銭的利益を得ようとするケースが多く、結婚までのスピードが極端に早いという共通点も見られます。この点も、審査官が警戒する理由の一つです。

そのため理由書では、短い期間の中でも、お互いの気持ちが深まり、どのような出来事や経験を通じて関係をつみあげてきたか、について具体的に説明することが重要です。
あわせて、交際中のやり取りなどの記録で、仲の良さを十分に伝わる資料を数多く示すことで、真摯な恋愛にもとづく結婚であることを第三者に伝えるようにします。

年の差婚

恋愛においては、同世代や近い年代の相手のほうが価値観や生活感覚が合いやすく、結婚相手として選ばれやすい傾向があります。そのため、年齢差の大きい相手を結婚相手に選ぶことは、現在でもまだまだ少数派と言えるでしょう。

審査官にとっては「なぜあえて年齢差のある相手を選んだのか」という点がまず疑問として浮かびます。

また年齢差の大きい結婚では、年齢差からくる生活習慣や価値観の違いが結婚生活の中で徐々に表面化することもあり、「この結婚は本当に長く続くのだろうか」と不安を抱かれる可能性があります。

その結果、「ビザを目的とした婚姻ではないか」という疑念を持たれる場合があります。

そのため、年齢差のあるお二人がどのように知り合い、どのように関係を築いてきたのかを理由書に丁寧に記載することが重要です。

また、新しい生活に向けてお二人がどのような決心をし、どのように気持ちが変化していったのかを具体的に示すことで、結婚に対するお二人の真摯な思いと、実際に夫婦として生活していく確かな意思を、よりはっきり示すことができます。

SNSやオンラインでの出会い

一般的に恋愛では、同じ時間を過ごし、同じ場所でデートを重ねることで、互いの気持ちや性格を理解し、愛情を深めていきます。

しかし、バーチャル空間だけでの出会い、あるいは実際に会った回数が極端に少ない場合、第三者には二人の間に生活を営むだけの愛情があるか疑念を持たれやすくなります。その結果、ビザ申請での不許可リスクが高まることがあります。

特に、海外に住む相手を呼び寄せる場合は、何度か海外を訪問して関係を積み重ねることが重要です。当事務所でも、こうしたステップをとることを強く推奨しています。

また、マッチングアプリの中には、遊び目的、一時的なデートを目的としたものもあります。入管はそうした業者を把握していると思われます。マッチングアプリなどSNSでしりあったカップルは、交際の経緯や関係の深まりを丁寧に説明することが大切です。

以前マッチングアプリに入会したきっかけは、なんでしたか。友達がほしかったのですか?といったような説明を求められたこともあります。

当事務所の扱った配偶者ビザの案件でも、SNSやマッチングアプリがきっかけで交際し、配偶者ビザを無事許可が下りたカップルも何組もいらっしゃいます。このように真実の婚姻であることを、書類や理由書でしっかり伝えることが大事です。

 

離婚歴のある場合

過去に婚姻歴がある場合、「今回の結婚も長く続くだろうか」という疑念を抱くことがあります。

外国人だけではなく、ブローカーにお金をもらった日本人が偽装結婚を繰り返す事例もあったようです。

恋愛についても、結婚生活についても、なかには同じような傾向を繰り返す方もいらっしゃいます。同じようにうまくいかないことの繰り返しではないかと。

ご本人も、どこかで過去の出来事に対して自らの至らなさを感じておられるのではないでしょうか。

そのうえで、これまでの経験を謙虚に振り返り、同じことを繰り返さないよう心に誓い、今度こそ末永く穏やかに暮らしていく決意を真摯に示すことが大切です。こうした思いを理由書の中でしっかりと表明することが求められます。

同じ国籍の女性と複数回結婚された方でも、最終的に配偶者ビザを取得されたケースがございます。

その過程では、お客様にとって話しづらいこともあったかと思いますが、当事務所ではお客様との信頼関係が築かれるまでじっくり時間をかけ、安心してお話しいただける雰囲気をつくり、何度も面談を重ねながら、お客様の思いを丁寧に受け止めて理由書へとまとめていきました。

まとめ:正直で真実の関係を伝えることが最重要

配偶者ビザの申請で重要なのは、必要な書類をきちんと集めるだけではありません。

短期間婚や年の差婚、SNSでの出会い、離婚歴など、第三者から見たときに真実の結婚かどうか伝わりにくく、不許可リスクが高くなります。

申請で大切なのは、真実の婚姻であることを、理由書やそのほかの申請書類で丁寧に伝えることです。交際の経緯や関係の深まりの課程、二人で積み重ねてきた生活、お二人の想いでなどを示すことで、審査官の理解を得やすくします。

当事務所でも、こうしたリスクのあるカップルが配偶者ビザを無事取得した事例が数多くあります。

真摯な恋愛感情に基づく結婚であることを、理由書の中で過不足なく、第三者にも伝わる形で表現をおこなった結果だと思います。

理由書は、ご自身で作成することも可能です。

しかし、「どう見られるか」という第三者の視点で内容を整理し、不要な誤解を避けながら必要な点を的確に書くことは、申請に慣れていない方にとって簡単ではありません。

少しでも「自分たちの結婚は、どう見えるのだろう」と不安を感じる場合は、ビザ申請を専門とする行政書士に相談し、冷静な第三者の視点で理由書を整えることが、許可獲得に向けて有効な選択となるでしょう。

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[この記事の執筆者]

行政書士 山川鬪志

フィラール行政書士事務所 代表

日本行政書士会連合会 東京都行政書士会

新宿支部所属

登録番号 19082576

専門業務:ビザ(在留資格)申請、帰化許可申請

保有資格:申請取次行政書士

認定コンプライアンス・オフィサー

 

https://www.moj.go.jp/

https://www.moj.go.jp/isa/index.html

 

 

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