(2024年6月更新)
中国人と日本人の国際結婚で、四川省重慶市の出身の方の場合の婚姻手続きはオンライン予約システムを利用するやり方が便利です。
東京都・新宿2丁目で配偶者ビザなどの申請サポートを行っている行政書士が重慶市の婚姻手続きについて解説します。
中国側での婚姻手続き
中国人との国際結婚について、中国側での婚姻手続きを行う場合は、中国人の戸籍所在地の省、自治区、直轄市の人民政府が指定する婚姻登記機関に行き、登記手続きを行い、「結婚証」を受領します。
中国では、地域により必要書類が異なます。手続きも細かいところが登記機関により違っている可能性もあります。したがって準備のなるべく早いうちに申請を行う登記機関、各市の民政局渉外婚姻登記処へ確認してください。
中国の婚姻手続きで準備する書類
一般的に中国での婚姻手続きに必要な書類をです。
日本人の必要書類
- 日本の法務局長等が発行した「婚姻要件具備証明書」
日本の外務省の認証、及び在京中国大使館(又は各在日総領事館)の認証が必要です。
中国にある日本大使館でも発給しています。この場合は認証不要となります。
- 日本人のパスポート
中国人の必要書類
- 本人の戸口簿(戸籍簿)
- 身分証明書
婚姻登記員の面前で自らに配偶者が無く、相手と直系血縁ではなく3代以内に親戚関係が無いことを表明します。
重慶での婚姻登記
重慶での婚姻手続きでは、重慶市民政局のなどのwebサイトから婚姻登記についての予約が出来ます。
婚姻登記の予約サイト
次のサイトに入って予約を行います。
- 重慶市民政局の公式サイト⇒渉外婚姻予約登記を選びます。
オンライン予約は営業日1か月前(営業日23日として計算)から受付、2営業日前までに申し込み(2024年2月現在)ができます。
「重慶民政」WeChat公開番号から予約手続きを行うこともできます。
婚姻登記予約システムについて
- 外国人の予約サイトの対象は、 中国人が重慶の戸籍であり、中国人のお相手の方は香港、マカオ、台湾の居住者、華人または外国人です。
- 男性は22歳以上、女性は20歳以上
必要な書類は次の通りです
- 写真
- 戸籍簿、IDカード(重慶の住民)
- 日本人は「身分証明書」、法的入国証明書(ビザ、入国スタンプを含む)が必要
- 公証された「婚姻要件具備証明書」、中国語に翻訳した書類
書類を揃えたらシステムにアップロードを行います。予約手続き完了後、民政局の係員から申請された方へ、1営業日以内に内容のレビュー結果の連絡があります。
お二人で登記処へ行き手続きを行い、赤い手帳のような結婚証を入手したら中国側、重慶市での婚姻手続きは完了します。
この後、中国人の戸籍がある公証処へ、結婚証を持っていき結婚公証書を取得します。併せ中国人の国籍公証書を入手します。この後の日本側での婚姻手続きに必要です。
手続きに関しては、重慶市民政局婚姻登記処などから詳細が確認できます。詳細を確認して下さい。
日本側の婚姻手続き
中国側の婚姻手続きが完了したら、日本側での婚姻手続きも行います。日本側の婚姻手続きは、重慶にある日本大使館または日本へ帰国して市町村役場で婚姻届けを提出します。
大使館に届出の場合には、戸籍に登記されるまで2~3カ月位かかります。
必要書類
日本大使館で行う場合必要な書類
- 婚姻届 2~3通
- 日本人の戸籍謄本(3ヶ月以内有効) 2通
- 結婚証明書(公証処発行の公証書) 2~3通
- 中国人配偶者の国籍証明書(公証処発行の公証書) 2~3通
- 結婚証明書と国籍証明書の日本語の訳文
- 翻訳者名と日付を明記したもの 2通
※本籍地ではなく所在地の市区町村長に届出る場合は、さらに戸籍謄本1通が必要となります。
婚姻届を提出したら日本側での婚姻手続きも完了です。
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[この記事の執筆者]
行政書士 山川鬪志 フィラール行政書士事務所 代表 専門業務:ビザ(在留資格)申請、帰化許可申請 保有資格:申請取次行政書士 認定コンプライアンス・オフィサー |
行政書士は法律により、守秘義務がありますので安心してご相談してください。
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