アメリカ人との国際結婚について、アメリカ側から先に婚姻手続きを先に行う場合について、日本人が多く居住している米国カリフォルニア州オレンジ郡での、未だ新型コロナ対応での様々な施設などで制約がある2020年9月時点での婚姻手続きについて、日本での配偶者ビザの申請サポートの専門家フィラール行政書士事務所が説明します。
マリッジライセンスの取得
アメリカ人との婚姻で米国側での婚姻手続きを先に行う場合、まずマリッジライセンスの取得が必要です。。州によって婚姻にかかわる法律がことなり、また郡によっても手続きが異なる場合があります。
カリフォルニア州オレンジ郡でのマリッジライセンスの取得は、郡役場 事務記録部門 the Clerk-Recorder Departmentにてマリッジライセンスを取得します。
新型コロナウィルスの影響で2020年7月から閉鎖している所があります。郡役場にて最新の提出方法を確認してください。
オレンジ郡でのマリッジライセンス
予約制でマリッジライセンスを発行します。マリッジライセンスの有効期限は90日です。
市民権や居住地の要件はありません。マリッジライセンスの取得にあたり血液検査は必要ないです。
申請は18歳以上からです。
2020年9月時点での市民婚
市民婚は役場で執り行われますが、新型コロナウィルスの感染防止対策の影響で現在いくつか閉鎖しています。
アナハイムのホンダセンターはオンラインで結婚ライセンス取得後オレンジ郡のホットラインに電話して式の予約をすることが可能です(2020年9月現在)
この対応は以下のようになっています。
申請者は結婚予定のお二方だけです。
・公的マリッジライセンスの場合
証人一名のみ出席が可能でゲストの立会は認めていません。
公的マリッジライセンスは公的記録となります。カリフォルニア州のどこでもマリッジライセンスを使うことは可能です。
・秘密のマリッジライセンスの場合
新郎新婦のみです。ゲストの出席は認めていません。
マリッジライセンスは秘密の記録となり、特別な裁判所命令以外は夫婦だけが情報をえることが可能です。結婚前に同居していなければなりません。このライセンスもカリフォルニア州のどこでも使用することが出来ます。
予約の際に必要な書類
・政府が発行した写真付き身分証明書
たとえば運転免許証、パスポートなどです。
・90日以内に離婚または配偶者が死亡した場合は
離婚届のコピー 死亡診断書の謄本を提出します。
結婚後に使用したい姓を選択して婚姻届に記載します。
名前の変更を希望するときは、このタイミングでマリッジライセンスの署名前に申請しなくてはなりません。
料金の支払いは、現金やクレジットカードは受け付けておらず、小為替や小切手で支払います。
この後は日本大使館もしくは日本の市区町村役場で日本側の婚姻手続きを行い、日本側の婚姻手続きも完了です。
カリフォルニア州 オレンジ郡について
カリフォルニア州のロサンゼルス首都圏の中に位置づけられています。
人口は約3百万人。カリフォルニア州のなかで、ロサンゼルス郡、サンディエゴ郡ついで第三位の人口です。全米の日本人居住ランキングではHonolulu County(ハワイ州)、Los Angeles County(カリフォルニア州)、Orange County(カリフォルニア州)の順となっていて、2010年の資料では約3.2万人の日本人が住んでいます。
オレンジ郡には、アナハイムディズニーランド・リゾート、野球ではロサンゼルス・エンゼルス (MLB)の本拠地のエンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム(Angel Stadium of Anaheim)があります。