(2024年6月更新)
お二人の年齢が離れている場合、配偶者ビザの申請はかなり注意する必要があります。厳しいです。年齢差が大きいだけで、許可されないということはありませんが、交際期間が短いとか、結婚を繰り返しているとか他の要件と合わせ技でどんどんチェックが厳しくなります。こうなると一旦不明瞭なことが出てきたら、即アウト!となる可能性が大きいでしょうね。
入管はどこを気にしているのでしょうか。
お二人の結婚の申請が偽装結婚ではないかということです。まず入管は、おふたりの結婚が真実かどうかという、疑念から入り慎重に審査されていきます。これは実際に年齢差が大きい夫婦の配偶者ビザの申請で、偽装結婚が多かったことによるものです。「年齢差が大きい」⇒「一般的でない」⇒「怪しい」という入管の考え方の流れのです。
年齢差はどれくらいでしょうか。お二人の年齢が15歳以上離れていると審査が厳しくなり、年の差は、これより大きくなればなるほど厳しくなります。
真実の愛と、これから先お二人で婚姻生活を日本で続けていく強い意志があれば、まったく心配なるような話ではないのです。その辺をしっかり理由書や立証する写真などで「伝えて」いけば良いのです。
作成のポイントを押さえていきましょう
入管に「真正な婚姻」と伝えるための、ポイントがあります。質問書の回答欄ではなく、申請理由書を別につくってきちんと述べていきます。
「どうして?」をキーワードにしてください。
・年の差が大きいのに好きになったのは、どうしてですか?
・年の差が大きい方とお付き合いが始まったのは、どうしてですか?
・年の差が大きい方と結婚することになったのは、どうしてですか?
どうしてという「気持ち」とその気持ちの変化といった所を気に留めて、おふたりの交際経緯をまとめていくと良いでしょう。
いろいろなお二人のエピソードを、なるべく具体的に説明していきます。特に両親、親戚、友人の名前が出てくるエピソードを述べていくと説得力のある文章になります。入管の申請にはプライバシーはないと思ってください。
重要なことは、けっして嘘をついてはいけないということです。
こういった事実を記載して、立証資料として写真やメール、ラインやスカイプ、国際電話の通信記録などを提出します。二人一緒の愛があふれんばかりの幸せいっぱいのスナップ写真に加え、家族や親せき友人と映っている楽しい食事会や結婚式の写真などが、おふたりの「真正の結婚」に関して信憑性や説得性を裏付けるものとなります。
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どうでしょうか。不安な点が払しょくできましたでしょうか。
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