東京・新宿区高田馬場の外国人の結婚ビザのファーストベース行政書士事務所です。マレーシア人との国際結婚はイスラム教徒かイスラム教でない方かどうかで進め方、準備する書類がことなります。またイスラム教徒の場合、モスクでの結婚手続き、マレーシア人の婚姻要件具備証明書取得するため準備する書類が多いところが流れを理解するのも難しく、また準備も大変なところです。今回は日本側から婚姻手続を始める場合です。。
こんにちは。マレーシアの方との御婚約おめでとうございます!いま、国際結婚の婚姻手続きをいろいろ調べているのでしょうね。おそらく様々なwebサイト、いろんな方のブログなどをお読みになって情報を収集されていると思います。調べているのは、手続きでしょうか。順番でしょうか。ひとりで調べていくと、なんだか大変だなぁと感じたかもしれません。
どちらの国から結婚手続きを進めるにしても、多くの準備する事があり混乱していませんでしょうか。専門家が丁寧にポイントを押さえて、順を追っていけば、理解が一層深まるかもしれません。それでは、日本側から先行して行う場合の婚姻手続を説明いたしましょう。
婚姻要件具備証明書とは
婚姻手続きの重要な書類です。
国際結婚の手続きを進める時に、まず準備を考えなくてはならない書類が「婚姻要件具備証明書」です。「何それ?」と疑問に思う方もいると思います。確かになかなか聞いたことがない書類だと思います。お互いが日本人の場合は、婚姻届けを書いて役所に提出で手続きは完了ですが、国際結婚となると、かなり話が違ってきます。
日本人の方は戸籍謄本をみれば、結婚の要件が役所の方にも容易に判断がつきますが、いきなり外国の方が婚姻届をもって役所に行っても役所の人は、「この人、一体どういう方。結婚出来る方?」をなるわけです。国際結婚手続きにおいて、これを法的に証明するのが「婚姻要件具備証明書」なのです。
証明証には「独身であって、かつ婚姻能力を有し相手方と結婚するにつき、日本国法上何等の法律的障害のないことを証明する」といった記載があります。
日本から先に結婚手続きを行う場合
まずマレーシア人の婚姻証明書を取得の準備行います。
マレーシア人の婚姻要件具備証明書を取得
イスラム教徒になる
イスラム教徒との結婚は、結婚の前に手続きを行いイスラム教徒となることが必要です。
日本にあるモスクでイスラム教徒となります。
イスラム教徒になるには、シャハーダ Shahādaという信仰告白を行います。モスクにおいて宗教指導者の面前で2名の証人のもとに
「わたしは『アッラーフ(神)の他に神はない』と宣言する。また、『ムハンマドがアッラーフの使徒である』ことも宣言する」をアラビア語で唱えることでイスラム教徒となります。
必要書類
あるモスクの例です。モスクによって異なります。モスクに予約の際に用意するものを確認してください。
・身分証明書(パスポート、免許証など)
・印鑑
・証明写真(3×4cm) 2枚ずつ
入信証明書が取得できます。
1週間くらいかかる所がありますので、こちらもモスクに発行までの日数を確認してください。
婚姻要件具備証明書の取得
日本にあるマレーシア大使館で婚姻要件具備証明書を取得します。お二人で訪問しなければなりません。
用意する書類
日本人が用意する書類
・身分証明書 パスポートなど ※
・戸籍謄本もしくは戸籍抄本
・住民票
・イスラム入信証明書※
・父親による結婚承諾書(女性の場合のみ)
マレーシア人が用意する書類
・パスポート ※
・マレーシアのIDカード ※
・出生証明書 ※
・マレーシアのイスラム宗教局:JAIS(State Religious Authority)が発行した海外での結婚許可証☆以下参照
・父親による結婚承諾書 (女性の場合のみ)
・結婚歴がある方は、離婚証明書あるいは死亡証明書※
またマレーシアではPre-Marriage Coursesの受講は結婚許可申請の条件となっていますが、外国人は対象となっていません。
※は原本を持参して提示します。
JAIS発行の海外での婚姻許可証☆マレーシア人の地元のイスラム宗教局で取得します。 地方のイスラム宗教局によって必要な書類が異なりますので居住地のイスラム宗教局に確認が必要です。 用意する書類お二それぞれ・パスポート ・写真 ・HIV検査結果診断書 日本人・入信証明書 マレーシア人・IDカード ・出生証明書 ・父親の結婚承諾書(女性の場合) |
日本側の婚姻手続き
日本の市町村役場に婚姻届を提出します。
用意する書類
- 婚姻届
- マレーシア人の 婚姻要件具備証明書
- その日本語訳文
- マレーシア人の方の国籍を証明する書類:出生証明書
- その出生証明書の日本語訳文
市町村役場によってマレーシア人について必要な書類が異なる場合がありますので、事前に市町村役場に確認してください。
マレーシア側の婚姻手続き
婚姻誓約式 Nikah
日本で婚姻届けを提出後にイスラム教での婚姻誓約式(ニカー)を行います。
当日持参する書類
東京ジャーミーの場合
・婚姻届受理証明書 :これがないと受け付けてもらえません。
・新婦と新郎の証明写真 各1枚(パスポートサイズ)
・新婦と新郎のパスポート
・イスラム教徒の男性二名の証人
立ち合いとなる証人の方と一緒に行きます。
ニカーを執り行った後、宗教的な結婚証明書を発行して、手続きが完了します。
報告的届出
マレーシア大使館で報告的届出を行い、婚姻証明書を取得します。
この後、マレーシアに訪問した時、イスラム宗教局(JAIS the State Religious Authority)を訪問して日本でイスラム教に従った結婚の報告を行います。
マレーシアのイスラム教の婚姻手続もしっかりサポート
いかがでしたでしょうか。
婚姻手続きは時間がかかります。役所へ申請については、慣れていない方が行うと、一日仕事になったり、二度手間になったりと、労力のわりに、ずいぶん効率がわるくなると思います。また、外国の役所の手続きに思った以上に時間がかかることも、先の手順が見えずとてもストレスになってしまうかもしれません。
もし、日本で一緒に暮らす事を決めた場合は、この後にさらに大きな手続きが待っています。
お相手のマレーシアの方が日本で暮らすためのビザの手続きです。
また、すでにビザ持っていてもビザの変更をなる場合が今後でてくるかもしれません。こういったビザの申請は婚姻手続きよりも、準備にずいぶん多くの手間と時間がかかります。精神的にも、肉体的にもかなりご負担がかかるのではないでしょうか。ともすれば忍耐の連続の作業となってしまうかもしれないです。
もし、お二人にビザの許可の条件に対して気がかりなこと、お悩み事がある場合は、なおさらでしょう。むしろそういった方のほうが多いかもしれません。そういった心配事を抱えられてる方の中には、なんとかご自身だけで対応しようとする方もいらっしゃいますが、ともすれば「うまくいかない」、つまり許可されないことが少なからずあります。
マレーシアのイスラム教徒の複雑な婚姻手続きも、日本でお住まいの在留資格(ビザ)の申請もサポートいたします。ぜひ日本で暮らすためのビザ取得の専門家、ファーストベース行政書士事務所まで御相談してください。
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