こんにちは!モンゴルの方との国際結婚おめでとうございます。
モンゴル人との国際結婚はモンゴルでの国民登録センターの申請書類の準備や日本人も健康診断書や県警の犯罪経歴証明書の取得など数多くの資料をそろえる必要があります。これらの書類の準備が実際のところとても面倒でたいへんなところではないでしょうか。
日本人配偶者の在留資格を取得のためには、おたがいの国で婚姻が成立していなければなりません。婚姻が可能な法的な条件は国によって異なるところがあります。国際結婚の場合、いくつかある条件毎にどの国の法が適用されるのかも考慮する必要があります。
東京 高田馬場行政書士ファーストベース行政書士事務所代表がモンゴル人と日本人との国際結婚の手続きについて詳しく説明していきましょう。
婚姻要件具備証明書とは
では、各国の婚姻手続きの前に、国際婚姻の手続きで非常に重要な書類の説明をします。
婚姻手続きでの大事な書類
国際結婚の手続きを進めるうえで、まず考えなくてはならない必要な書類が「婚姻要件具備証明書」です。何それ。と疑問に思う方もいると思います。
お互いが日本人の場合は、婚姻届けと本籍地が異なる方の戸籍謄本の提出程度なのですが国際結婚となると少し話が異なってきます。
国内の場合は戸籍謄本をみれば、結婚の要件が役所の方にも用意に判断がつきますが、いきなり外国の方が婚姻届をもって役所に行っても役所の人は、「何この人」をなるわけです。もちろん、そんなことは言わないと思いますが。
国際結婚手続きにおいて、こういったことを公的に証明するのが「婚姻要件具備証明書」なのです。
つまり婚姻要件具備証明書とは、法律上の婚姻の条件を満たしていることを証明するものです。この婚姻要件具備証明書には「独身であって、かつ婚姻能力を有し相手方と結婚するにつき、日本国法上何等の法律的障害のないことを証明する」といった記載があります
独身証明書とは異なります。市町村役場には、独身証明書の発行もあります。こちらは結婚相談所などに入会するための証明に利用されているようです。混同されないようにしてください。
モンゴル人との結婚手続き
2つのルートの手続き
では取得した「婚姻要件具備証明書」含め、婚姻の手続きについて説明いたします。繰り返しになりますが、結婚の手続きを行うには二つのルートがあります。
結婚の手続きには、
- 日本での婚姻届けが先の手続きのルート
- モンゴルでの婚姻届けを先にするルート
どちらも実のところ選択は可能です。ただ時間や手間の制約がありますので、お二人の現在の住んでいる所や状況を考え、よくかんがえて選んではいかがでしょうか。どちらを先に手続きを行うかによって「婚姻要件具備証明書」を用意する方が異なります。まずこの「婚姻要件具備証明書」を用意することを考える必要があります。
日本で結婚手続きを先に行う
では、日本で先に婚姻手続きを行う場合を確認しましょう。
婚姻要件具備証明書の取得
モンゴル人の婚姻要件具備証明書が必要です。
日本にあるモンゴル大使館で「婚姻要件具備証明書」を取得します。
用意するもの
モンゴル人の方
- パスポート
ご本人写真と査証のページのコピーが必要です
- 国民登録証
公証済のもの コピー
- 出生証明書
公証済のものです コピー
- 非婚姻(独身)証明書
国民登録情報センターで発行されたものです。45日以内に発行されたものとなります。
- 離婚した方は離婚登録に関する書類
裁判所の決定の書類です
- 犯罪経歴証明書
警察庁で発行されます。90日以内に発行されたものです。
- 住民票(居住証明書)
モンゴル国での居住地の役所が発行したものです
- 在留カード
コピーを用意します
- 健康診断書
エイズ・性感染症・精神病・結核の検査結果
モンゴル語に翻訳したもの
- 婚姻申請書
- 日本滞在に関して証明書
勤務先の在職証明書、学生証などです。
日本人の方
- 戸籍謄本
モンゴル語翻訳
- 身分証明書
パスポートもしくは運転免許証
- 住民票
モンゴル語翻訳
- 健康診断書
エイズ・性感染症・精神病・結核の検査結果
モンゴル語翻訳
- 婚姻申請書
モンゴル語翻訳
以上を原本とカラーコピー2部用意します。以上の書類をモンゴル大使館に提出し「婚姻要件具備証明書」を取得します。
日本側で婚姻届の提出
「婚姻要件具備証明書」と「婚姻届」を日本の市町村役場に提出します。
その他に日本人が市町村役場に持参するものとして、戸籍謄本、身分証明書、印鑑などがあります。
モンゴル大使館へ届出
二人でモンゴル大使館へ行き、モンゴル国での婚姻届を行ないます。
「モンゴル国 婚姻証明書」を発給してもらい婚姻手続きは完了です。
用意するもの
・「婚姻要件具備証明書」で準備した書類のコピー1部
・日本で新しく作成された戸籍謄本
モンゴルで結婚手続きを先に行う場合
では、モンゴルを先に手続きを行う場合はどうでしょうか。
モンゴル側での婚姻手続き
モンゴル国 国家登録庁(国民登録センター)で婚姻登録を行います。
用意するもの
・婚姻届(婚姻申込書)
申込書の書式は決まっていませんn。
婚姻希望者の名字、父親名、名前、住所、生年月日、子供がいるかどうか、結婚後どの国に住む予定等を記載します。
日本語で記載の場合は翻訳会社で翻訳し、公証役場で公証する必要があり。
日本人の必要書類
- 婚姻要件具備証明書
在日モンゴル大使館で公証したもの
- 健康診断書
エイズ・性感染症・精神病・結核の検査結果
- 犯罪履歴証明書
都道府県の警察本部で発行 翻訳済
- 身分証明書
写し 公証済もの
- 婚姻許可書
婚姻希望者(モンゴル人、外国人双方)の親による自筆のものです
ウランバートルにある外国人国籍問題管理局に申請します。
日本語の書類はモンゴル語に翻訳して公証を受けなければなりません。
- 日本の住所証明書
身分証明書の写(パスポート: 写真付きページとモンゴル入国ビザのページ)
公証役場で公証します。 - 在職証明書
- 財産証明書
夫側のみ。銀行の残高証明書など
モンゴル人の必要書類
- 国民登録証明書
- 独身証明書
未婚、既婚記載事項証明書です。
- 離婚証明書
離婚経験者の場合必要です。
- 国民登録記載事項証明書
離婚以降結婚していないという証明書です。
- 証人の申込書
婚姻登録の証人 1名の自筆で記載されたものです。
- 健康診断書
エイズ・性感染症・精神病・結核の検査結果
- 犯罪証明書
モンゴル警察発行の証明書です。
審査が完了後すると「婚姻証明書」が発行されます。
日本側での婚姻届
日本大使館もしくは日本の市町村役場に届け出ます。
用意するもの
- 婚姻届
- 戸籍謄本
- 婚姻証明書
国家登録庁(モンゴル国 国民登録センター)発行の書類です。原本を提示します。
- 上記婚姻証明書の和訳文
- モンゴル人配偶者の国籍確認書類
モンゴル国パスポート、IDカード、出生証明書などのいずれか一つ。原本提示します。
- 上記外国人配偶者の国籍確認書類の日本語訳
- 日本人の本人確認書類
パスポート、免許証などです。
この届出により日本側の手続きも完了です。
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