パキスタン人を日本へ呼ぶ短期滞在ビザ|招へい状・必要書類を解説

(2026年5月更新)

パキスタン人を日本に呼び寄せる短期滞在ビザは、難易度が高いビザです。招へいの目的が疑義をいだかれないように、招へい理由書その他必要書類の準備を慎重に進めることが重要です。

この記事では、パキスタン人を日本に招待・呼び寄せるための短期滞在ビザについて、申請先・目的別の必要書類・申請の流れ・審査で注意すべきポイントを、申請取次行政書士がわかりやすく解説します。

パキスタン人との国際結婚カップル1

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もくじ

  1. 申請先と申請人
  2. 商用目的の必要書類
  3. 親族・知人訪問目的の必要書類
  4. 招へい理由書のポイント
  5. 申請の流れ
  6. 審査で注意すべきポイント
  7. よくある質問

申請先と申請人

パキスタンは査証免除国ではないため、日本へ入国する際は短期滞在ビザの取得が必要です。

在パキスタン日本大使館では、短期滞在ビザを含む一般のビザ申請および関連する問い合わせ受付業務をVFS Global / Gerry’s Visaに委託しています。外交・公用ビザを除き、申請者からのビザ申請は大使館では直接受け付けていません。審査は大使館が行います。

パキスタン人との国際結婚カップル2

商用目的の必要書類

パキスタン側・申請人が準備する書類

項番 書類名
1 パスポートおよび身分事項ページのコピー
2 ビザ申請書および写真1枚(4.5cm×4.5cm)
3 CNICのコピー(A4サイズ)および家族登録証明書(FRC)
4 在職証明書および会社概要(商工会議所登録証・NTN・SECP)
5 旅行代理店または航空会社が発行した航空券の旅程表
6 滞在予定表
7 日本滞在中の全費用を賄う十分な資力を証明する書類
8 商用であることを証明する書類(出張命令書・派遣状 等)

日本側・招へい人・身元保証人が準備する書類

項番 書類名
1 招へい理由書または日本での活動内容を説明する書類(会社間の取引契約書・会議資料・取引品に関する資料 等)
2 申請人名簿 ※2名以上が同時申請する場合のみ
3 滞在予定表
4 身元保証書 ※身元保証がある場合は必須
5 法人登記簿謄本または会社・団体概要説明書 ※上場企業は四半期報告書の提出により不要。個人が招へいする場合は在職証明書を提出。身元保証がある場合は必須

親族・知人訪問目的の必要書類

婚約者・親族・友人・知人を日本に招待・呼び寄せる場合の書類です。

パキスタン側・申請人が準備する書類

項番 書類名
1 パスポートおよび身分事項ページのコピー
2 ビザ申請書および写真1枚(4.5cm×4.5cm・白背景)
3 旅行代理店または航空会社が発行した航空券の旅程表(90日以内のもの)
4 滞在予定表
5 CNICのコピー(A4サイズ)
6 在職証明書
7 在学中の場合のみ:学生証のコピー(A4サイズ)

日本側・招へい人・身元保証人が準備する書類

項番 書類名
1 招へい理由書または身元保証書
2 最新の課税(所得)証明書(年収が確認できるもの)
3 住民票(家族全員の続柄が記載されたもの)
4 直近3か月分の通帳のコピー
5 日本在住の親族・知人との関係を証明する書類(戸籍謄(抄)本・出生証明書・婚姻証明書など)。友人・知人の場合は写真やチャット履歴等
6 有効な在留カードの表裏コピーおよびパスポートのコピー(外国人の場合)

パキスタン人との国際結婚カップル3

招へい理由書のポイント

招へい理由書は、短期滞在ビザの審査において重要な書類のひとつです。

招へい理由書の書き方

招へい理由書は外務省の書式があり、ダウンロードして使用します。招へい人・申請人の情報を記載するほか、招へい目的・招へい経緯・申請人との関係を記入します。

記入欄が少ないため、通常は「別紙による」として別紙に詳細を記載します。別紙も日本語で作成します。以下の点を意識して記載すると良いでしょう。

  • 申請人との関係:知人訪問の場合はいつ・どこで・どのように知り合ったかを、短期商用の場合は会社間の関係・申請人の役割や業務内容を具体的に記載する
  • 来日の必要性:なぜ今回日本に招へいする必要があるかを説明する
  • 滞在中の予定:訪問先・宿泊先・日程を具体的に記載する
  • 費用負担:渡航費・滞在費の負担者を明記する
  • 帰国の担保:在留期限内にパキスタンに必ず帰国する旨を記載する

婚約者を呼び寄せる場合

知り合ってから婚約までの経緯・今後の婚姻の予定も記載します。

短期商用の場合

訪問目的、申請人の所属する会社等と招へい人の日本企業・団体がどのような取引関係にあるかなど、できるだけ具体的に記載します。

申請の流れ

手続きの全体像

①日本側で書類を準備 → ②パキスタン人(申請人)に書類を送付 → ③パキスタン側の書類準備 → ④VFS Global / Gerry’s Visaで予約・申請 → ⑤審査(約1週間) → ⑥ビザ発給・入国

①日本側で書類を準備

招へい人(日本側)が必要書類を揃えます。事前に大使館のウェブサイトや申請代理機関で最新の必要書類を確認することが重要です。

②パキスタン人(申請人)に書類を送付

日本側で集めた書類をパキスタンの申請人に送付します。郵便事情により想定以上に日数がかかる場合があるため、日程に余裕をもって送付してください。

③パキスタン側の書類を準備

申請人(パキスタン人)がパキスタン側の必要書類を揃えます。

④VFS Global / Gerry’s Visaで予約・申請

日本側とパキスタン側の書類が揃ったら、VFS Global / Gerry’s Visaのサイトで予約をとり申請します。

⑤審査・結果通知

申請後、約1週間で審査結果が申請人に通知されます。不許可の場合は同一理由での再申請が6か月間できません。

⑥ビザ発給・入国

ビザ発給後、3か月以内に日本へ入国します。空港の入国審査でパスポートとビザを提示し、上陸許可を受けます。許可後、パスポートに滞在期間・期限が記載されたシールが貼られます。

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審査で注意すべきポイント

パキスタン人の短期滞在ビザは、審査が厳しい傾向があります。以下の点に注意してください。

  • 招へい理由書の内容が具体的でない、内容が薄い:目的・関係・日程が具体的に書かれていないと審査官の疑問を招きます
  • 招へい人の収入が不十分:招へい人とは別の方に身元保証人となってもらいます。課税証明書や通帳で滞在費用を賄えることを示す必要があります
  • 招へい人とパキスタン人の関係が証明できない:写真・チャット履歴で関係を裏付ける書類を添付してください

不許可になった場合は、原因を分析したうえで書類を整え直してから再申請することが重要です。

よくある質問

パキスタン人の短期滞在ビザ取得は難しいのでしょうか?

確かに当事務所での業務経験上、難しい印象をもっています。短期滞在ビザでは明確な理由は教えてもらえませんが、各国の過去のオーバーステイや違法就労などの推移から厳しく審査される傾向があるように思えます。また国際情勢も影響します。発給される方もいるので色々な要因で総合的に判断されると思います。

不法滞在・不法就労のリスクが高いとか、仕事目当ての日本人との交際と審査官に判断された場合に不許可となります。実際に交際や婚約の実態がある場合でも、入管にその事情が十分伝わらなければ不許可となることがあります。不許可後の再申請は6か月間できません。基本的に理由も教えてくれません。

婚約者をパキスタンから呼び寄せることはできますか?

できます。婚約者の場合は短期滞在ビザ(知人訪問)で申請します。招へい理由書に交際経緯・婚約の事実・婚姻手続きの予定を具体的に記載し、交際を証明する写真・チャット履歴・渡航歴などを添付することが重要です。招へい理由書・交際資料・渡航歴などを整理し、疑義を持たれない形で申請することが重要です。なお、国際結婚の手続きについては別の記事で詳しく解説しています。

審査にはどのくらいかかりますか?

通常申請後、約1週間が目安です。ただし審査状況によって異なります。書類に不備がある場合は追加資料の提出を求められ、さらに時間がかかることがあります。

不許可になった場合、すぐに再申請できますか?

同一理由での再申請は不許可から6か月間できません。再申請の際は不許可の原因を分析し、対策をとった書類で申請してください。

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行政書士 山川鬪志 [この記事の執筆者]
行政書士 山川鬪志
フィラール行政書士事務所 代表
日本行政書士会連合会 東京都行政書士会
新宿支部所属
登録番号 19082576
専門業務:ビザ(在留資格)申請、帰化許可申請
保有資格:申請取次行政書士
認定コンプライアンス・オフィサー
 

法務省出入国在留管理庁の公開情報等に基づき作成

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